- 我逢人 ~すべての出逢いに感謝し、己の成長の糧に~
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私は日々、子どもに「挨拶」「ありがとう」「ごめんなさい」の三つの言葉を素直に言える人になってほしいと伝えています。それは、子どもに語ると同時に、自分自身への戒めでもあります。年齢を重ね、立場や環境が変わっていく中で、私は本当に心から挨拶や感謝、謝罪を伝えられているのかと自問します。人に対して馴れ馴れしく接したり、嫉妬や見下す態度を取っていないか、省みることがあります。常に謙虚な姿勢で、素直に挨拶と感謝、謝罪ができる大人でありたいと願っています。この思いを持てるのは、私と出逢ってくださったすべての方々のおかげです。
「人との出逢いが、自分を変える」この言葉には、人としての成長の本質が込められていいます。行動を起こし、出逢った人との関わりの中に成長の契機がある。私は青年会議所活動を通じて、出逢いの大切さを改めて学びました。出逢いは自己の成長だけでなく、周囲の人々の成長にもつながると確信しています。
変化の激しい現代社会において、変わらず残っているのは「人との出逢い」です。SNSなどのツールを通じて顔を合わせずとも人と繋がれるこの時代に対話と協働を恐れず、出逢いに感謝し、他者から学びながら自己を高めていく姿勢が問われています。それはまさに青年会議所活動の根幹です。
喜びや楽しさだけでなく、悔しさや辛さといった感情も人との関わりから生まれます。心を動かす体験の多くは人とのつながりの中にあります。自己成長のために出逢いを恐れず行動し、人と向き合う時間を大切にすることで、組織としての成長にもつながります。組織が成長すれば地域を牽引し、地域から必要とされる団体へと発展していくと信じています。
51年目を迎える2026年度は、利便性やスピードを追い求めるだけでなく、人と人とが正面から向き合い、共に課題を乗り越えていく力が求められます。私たちは、現状に甘んじることなく、自らの立場を自覚し、感謝と謙虚さを忘れず行動していきます。365日8,760時間を、自身だけでなく関わるすべての人の成長の機会とし、人として団体として成長した姿をお見せします。
2026年度、一般社団法人別府青年会議所は「我逢人~すべての出逢いに感謝し、己の成長の糧に~」をスローガンに掲げます。「我逢人」とは禅語に由来し、すべての出逢いを必然と受け止め、その中に学びを見出すという意味があります。青年会議所は、世代や立場、考え方の異なる仲間と出会い、協働しながら地域の課題に向き合う場であり、「我逢人」の精神が息づく場所です。
活動の中では、時に意見が衝突することもありますが、その中にこそ自己を見つめ直すきっかけがあり、新たな気づきや成長につながります。出逢い一つひとつを大切にし、自らを変革していく覚悟が必要です。個人の成長なくして、組織の発展も地域の未来もあり得ません。
私たち一人ひとりがこのスローガンを胸に刻み、出逢いに感謝し、驕ることなく謙虚に学びを得て、自己を高めていく姿勢で取り組むことで、別府という地域に必要とされる青年会議所を目指し、全力で活動してまいります。
- 【組織運営】~メンバーの挑戦を後押しできる組織体制の構築~
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近年、30名前後のメンバーで受け継がれてきた事業を継承しつつ、新たな挑戦にも果敢に取り組んできました。
何かを成し遂げるとき、一人では限界があります。
しかし、少しでも力を貸してくれる仲間がいれば、小さな取り組みが大きな成果へと変わります。
馴れ合いを求めるのではなく、青年会議所のルールや組織の一員としての在り方を学び、感じたことを伝え合いながら支え合い、 メンバーそれぞれの挑戦を後押しできる関係性を築いていきます。
そして、誰かのため、地域のために行動を起こす力を持つ組織を構築します。 - 【指導力】~感謝と謙虚さを持つ人づくり、地域を導くリーダーの育成~
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人生の中で、自分が優れていると感じ、他者を見下すような態度を取ったことはないでしょうか。
そうした時こそ、謙虚さを忘れず、驕ることなく、互いに感謝の気持ちを持ちながら接することが大切です。
また、返事を後回しにしたり、言い訳をして参加を避けたりしていないでしょうか。
規律を守り、約束を守ることから始め、優しさと丁寧さを持って接することで、1年間を通じてメンバーだけでなく地域の人々からも必要とされる人材を育成します。 - 【情報発信】~想いを伝え、地域を動かす仲間を生み出す情報発信~
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私たちの活動や取り組みが、別府市内でどれだけ知られているでしょうか。
現地に足を運ばなくても、画像や映像を通して伝えられるツールは多く存在します。
人々の興味・関心を惹く内容はもちろん、投稿の頻度や継続性も重要です。
別府に住む人々へ想いを継続的に発信することで、団体を認識し、協力してくれる仲間を増やしていきます。 - 【国際交流】~多様性を体感し、広い視野を持つ姉妹交流~
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私たちは、中華民国台北市陽明山國際青年商會との姉妹締結43年目を迎えます。
国は異なっても、人を思いやる心や助け合う精神といった人としてのモラルは世界共通です。
自分に足りないものや忘れていた大切な心、そして地域にとって必要なことを、国際交流と情報交換を通して見つめ直し、行動に移していきます。
それが、メンバー一人ひとりの成長へとつながる機会となります。 - 【地域のために】~交流することで生み出す地域の魅力~
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別府市は国際観光温泉文化都市として、多くの観光客や留学生が訪れ、国際色豊かな街を形成しています。
また、地域を深く愛する地元の方々も数多く暮らしています。
だからこそ、多様な人々との交流の場を設け、地域に根ざした運動を展開することで、新たな魅力を創造できると信じています。
自分のことだけでなく、別府市に暮らす人々が何を必要としているかに目を向け、寄り添い、行動することで、 まだ知られていない別府の魅力を引き出し、発信していきます。
さらに、新たに生まれた交流を通して形成されるコミュニティを活かし、地域の未来を共に考える仲間を増やしていきます。 - 【青少年健全育成】~地域の未来を担う青少年の育成~
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現代の子どもたちは、私たちの幼少期とは異なる環境で育っています。
学校の宿題や多様な習い事に追われ、自由に外で遊んだり、子ども同士が自然に関わりあう時間が少なくなっているのが現状です。
さらに、SNSをはじめとするデジタルツールの利用やオンラインゲームなどが日常的になっており、 それに伴って似たような価値観や思考を持つ子どもが増えているようにも感じます。
だからこそ、一つのことに熱中し、普段交わることのない子どもたちが出会い、関わり合う機会を創出することが重要だと考えます。
異なる価値観や考え方との出逢いを通じて、自分の引き出しが増え、物事の捉え方や判断力に変化が生まれるような体験を提供していきます。 - 【会員拡大】~仲間を増やすことは未来への責任~
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別府青年会議所の存続において、会員拡大は永遠の課題です。
同じ時間を共有し、喜びや達成感を共にできる仲間が多ければ多いほど、その感情は何倍にもなります。
そんな未来を描くために、同世代の青年経済人との積極的な交流を図り、自分自身の魅力とともに、別府青年会議所の価値も伝えていきましょう。
一つひとつの行動が、いずれ大きな成果へと結びつきます。
誰かに声をかけられて、あるいは会社の上司の勧めで入会したなど、きっかけは様々でも、共通しているのは「誰かの声かけ」があったからです。
「自分には知り合いが少ないから」「誰かがやってくれるだろう」と他人任せにせず、自ら行動を起こすことが大切です。
行動しなければ未来は変わらず、むしろ衰退してしまいます。
一緒に未来を変えるための一歩を踏み出しましょう。 - 【大会支援】~九州コンファレンス2026 in 中津の支援~
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2026年度、九州コンファレンスが公益社団法人中津青年会議所の主管で開催されます。
大分県内での開催は、2014年度に別府青年会議所が主管した以来12年ぶりとなります。
私たちは副主管LOMとして、中津青年会議所を全力で支援し、九州各地の同志との交流を通じて、メンバー一人ひとりの学びの場とします。 - 【おわりに】
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私にとって、家族・仕事・仲間はかけがえのない存在です。別府青年会議所に入会する際、声をかけてくださった方、快く送り出してくれた家族、常に支えてくれる職場の皆様、そして共に考え、行動し、課題に向き合ってくれる仲間たち。一つとして欠けてはならない、大切な存在です。
私が別府青年会議所に入会して7年目を迎えます。入会当初から、支えてくれる仲間に恩返しがしたい、自分を認めてほしいという思いで、例会や事業に全力で取り組んできました。時には評価され、時には叱責されながらも、1年1年を駆け抜けてきました。この場を通じて、社会の仕組みや会議の進め方、運動の起こし方、そして検証の重要性を教えてくださった先輩方、現役メンバーの皆さん本当にありがとうございました。
そして、人を動かすのは心であり、「誰かのために」という思いが「自分のためになる」ということ、楽しいことを実現するためにはまず苦労が必要であるということも、青年会議所を通じて学びました。多様な職種、異なる生活環境、無償の中で他者のことを思い、失敗を恐れず、実現に向けて考え地域のために行動するこの団体を、私は心から誇りに思っています。
理事長という大役を仰せつかるにあたり、50年にわたり受け継がれてきた歴史と想いを真摯に受け止め、メンバーと共に新たな1年を築いてまいります。別府青年会議所に関わるすべての方々への感謝を胸に、新たな出逢いの中で学び、自身も成長しながら、全力で運動に邁進いたします。
これまで別府青年会議所を築き上げてくださった先輩方への敬意と感謝を忘れず、2026年度も変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 別府青年会議所
第51代理事長
尾倉 拓弥



